2025年度も例年通り、アメニティーフォーラム28が滋賀県のびわ湖大津プリンスホテルにおいて開催されました。
ソラティオでは事前に法人内で参加者を募集しますが、日程が金曜日~日曜日という平日&休日の3日間なので、業務やプライベートの諸々で、少し参加のハードルが高めなところがあります。
今回の参加者は3名。
前回の6名参加に比べると人数的な寂しさはありましたが、充実した3日間になりました。
今回のアメニティーフォーラムは第28回目になります。
アメニティーフォーラム28のリーフレットにある案内文の一部をコンパクトに編集させていただき、紹介させていただきます。

2005年に設立された「障害者自立支援法」が「障害者総合支援法」への改正を経て20年。
この間様々な立場の方たちの努力があり、様々な仕組みやサービスが生まれました。
2013年に成立した「障害者差別解消法」は、アメニティーフォーラムにおける国会議員によるセッションの中で3党合意が確認され、その後一気に法律の制定に動いた経緯があったり、「障害者文化芸術推進法」の成立の前にも、アメニティーフォーラムにおいて法律制定に向けた意見交換等があったりと、アメニティーフォーラムが、様々な仕組み成立の一端を担っていたと言っても過言ではないでしょう。
福祉のフォーラムが与党の政治家や官僚を招くことは「迎合的だ」と批判された過去もありましたが、幅広い関係者の理解がこの分野の未来につながるという想いで継続し、現在に至ります。
振り返ると、アメニティーフォーラムが産声を上げてから多くの議論が交わされ、そののち27本もの法律が成立してきたことが分かりました。
そしてアメニティーフォーラム28、1日目の夜は、
まさにその27本の法律について、
厚生労働省の若手官僚のセッション
「なぜ、この道を選んだのか。~そして、どんな社会を作りたいか~」
というプログラムがありました。
夜の10時から11時半までという遅い時間でしたが、ソラティオから参加した小枝ちゃんのレビューを、興奮冷めやらぬ感想とともに紹介させていただきます。
何のために霞ヶ関の門を叩いたのか
どんな社会を目指しているのか
今どんな立場で、
何を実現しようとしているのか
国会対応のさなかに大津プリンスホテルに駆けつけた
3名の若手キャリア官僚
先輩たちが作り上げた27本の法律にも
想いを馳せながら、
次の時代を担う彼らが語る夢とは
【登壇者】
厚生労働省 障害福祉部 地域生活・発達障害支援室長 羽野氏
厚生労働省 健康・生活衛生局総務課課長補佐 米澤氏
厚生労働省 人材開発統括官付人材開発政策担当参事官室室長補佐 國信氏
進行:東京演劇集団風研究所理事 御代田氏
日本高次脳機能障害友の会理事長 片岡氏
これまでのキャリアの中で様々な障害福祉政策に関わってきた方たちのセッションは、
眠れぬ夜の幕開け!
本セッションでは、法律案が法律として成立するまでのプロセスについて、否決されてしまった場合等も含め様々なエピソードを盛り込みながら、とても分かりやすく説明してくださいました。
法律を作るということは、世の中に問題があることを広く理解してもらうことにもなるとお話しされていました。

法律は対象者の条件が設定されるので、対象外の方たちを切り捨てるように感じるかもしれないが、法律という羅針盤を現場がどう使うか、現場の人たちと一緒に考えていく活動が重要なんです。
自分は医療的ケア児、ヤングケアラー、生活保護問題などに関わる機会が多くあります。
今回のセッションに参加して、法律や制度を今までよりぐっと身近に感じることができました。



アメニティーでは机上では得られない新鮮な情報が飛び交っているー。
現場側と制度を作る側、それぞれから刺激的な意見が生まれ、議論の末に法律制定へ動き出す、とてもチャレンジングな場なんだっ!
1時間半じゃ物足りない!
もっと聞いていたい!
刺激が強すぎて眠れなーい!!

小枝ちゃんはきっと、かなりアップデートできてると思いますよ!
入職して3年でどんな「見直し」があったのか、ぜひ教えてくださいねー★
参加レポート②では、理事長おかべが登壇したセッション
精神障害のある人と地域で暮らす~精神科医療のカタチを探る~
についてご紹介させていただきます!
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