基幹相談支援センター

令和5年度第1回目の公開事例検討会 事例のご紹介

2023年8月25日の公開事例検討会、事例についてご紹介します。

知的障害のある男性(Aさん)は、過去に起こした事件により支援付き施設への入居が条件となっていたため、関東内ではありますが、荒川から離れた場所にあるグループホームに数年間入居されていました。
執行猶予期間は終了しましたが、グループホーム内での問題行動により、一時的に荒川の実家に戻ることになりました。
Aさんは実家に戻られてから落ち着いていましたが、あるとき家庭内で問題行動を起こしてしまい警察が介入した結果、精神科の病院に入院することになりました。

今回の公開事例検討会では、精神科の病院を退院した後のAさんの支援について話し合いました。

公開事例検討会には、以前からAさんをご存知の支援員さん、途中から関わった支援員さんなども参加されていました。
まず、Aさんが持つ数々の≪エピソード≫が紹介され、≪エピソード≫に参加者の視点がフォーカスされたため、もう一度、荒川から離れてグループホームに戻るしかないのではないか・・・という空気になりました。

そこで以前から関わっている支援員さんが、
「いや、Aさんはそんなに悪い人ではないよ」
と発言し、空気感が変わります。
そして「本人は実家に戻ってきて落ち着いていた」
「話を聞いてもらえると落ち着く」
「行動は精神の病気が影響しているのではないか(精神科に入院)」
「てんかん、幻聴があって、行動が出てしまっているのではないか」
・・・と≪エピソード≫ではない、Aさんの≪ストーリー≫が展開され、紐解かれていきました。

参加者全員で、今の環境でAさんに必要な支援とは何か、本人が望む生活を継続していくためにはどうしたらいいかを考え、医療的な視点を持ちながら支援をしていく方向に落ち着きました。
参加者の視点が≪エピソード≫に集中してしまう場面もありましたが、段階を経て「見立てが変われば支援が変わる」を体感する機会になったのではないでしょうか。

次回は、令和5年度第2回公開事例検討会として2023年11月22日(水)に開催予定です。
ひと月ほど前になりましたら、荒川区障害者福祉課を通じて参加者を募集いたしますので、ぜひ、参加登録のうえご参加下さい。

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